「観光・農業」フィールドワーク
摘みたかったいちごちゃん
今回のフィールドワークでは四十物さんと米原さんにお話を伺いました。
<いちごちゃん>
今年でいちご栽培4年目になるアグリゴールド矢木の四十物さんは、元々はお米とトマトを育てておられました。ですが、社長のトマトを育てていたけど違う赤いものを見てウキウキしたいという理由からいちごを育て始められました。
いちごを育てる工夫は、温度管理です。暑すぎても、寒すぎてもいちごによくないので常に15℃~25℃を保っています。夜温は5℃~7℃です。また、国産クロマルハナバチで受粉を行っています。(ハチはAmazonでぽちったそうです。)
ビニールハウスで育てると、雨風から守ることができいちごを4回実らせることができ、ビニールハウスの有能さに恋をしそうになりました。
育てているいちごの品種はかおりの、紅ほっぺ、四つ星の3種類です。四十物さんのおすすめは、四つ星だそうです。おいしい食べ方は、パフェにしたり、冷蔵庫に入れるのではなく、常温で食べることです。一年で一番おいしい時期は、3,4月だそうなのでその時期を狙って行ってみてください!
はじめは緊張していた人でも、いちごを狩るとみんな笑顔になって喜んでくれるそうです。その笑顔を見てやりがいを感じられているそうです。また全国で販売しているので、インスタグラム、Facebookなどのたくさんの口コミで、このいちごの美味しさやいちご狩りの楽しさについて知ってもらい多くの人がいちご狩りを体験しに来てくれるそうです。
<お米ちゃん>
江戸時代末期から続くお米農家の米原章浩さんでなんと6代目です。さらにライスヒルという会社を4年前に設立しました。この会社の特徴は生産から販売まですべてを行い、全国に発送しているところです。ちなみに、お米は注文を受けてから精米されています。またお米は無農薬で、農薬の代わりに合ガモがお米を守ってくれます。大阪からヒナの状態でやってきてある程度の大きさに育てたら田んぼにはなします。そして合ガモは草と虫を食べてくれるので農薬の代わりを果たします。しかし小さい合ガモは天敵のカラスやキツネに襲われしまう事があり、たくさんの被害が出るので電気柵をはりネットで覆いかぶせる対策をしています。お米を守る役割を果たした合ガモは肉にされて販売され人の胃へ行きます。以前は県外からの観光客を対象とした農業体験を主な活動としていました。意外にもマニアックな方が参加する傾向にあり、参加者がSNSに口コミ投稿をし、それを見て参加する人もいます。
<まとめ>
イチゴ農家と米農家は共通してSNSを利用し宣伝していることがわかりました。口コミを見て訪れる人が多いので口コミ、SNSの影響力を改めて感じることができました。
それぞれの作物にあった育て方の工夫を聞いて美味しさの理由を知ると同時に自分たちの育てる作物に対しての情熱も感じることができました。
もし自分たちが宣伝するなら、SNSを利用していない年配の方にも知ってもらい、来ていただけるようにチラシを配り魅力を伝えたいです。また、人から人へ話が伝わるように地域の方限定のイベントを開催するなどして話題作りをしていきたいです。
文責:C.A, M.D., H.M.