獅子舞フィールドワーク

2021年10月7日に実施しました獅子舞フィールドワークの報告です。

【獅子舞の歴史】

 獅子舞は古代インドから始まり、中国を通して7世紀の初めごろに日本に伝わりました。日本では江戸時代初期に流行り始め、様々な文化が獅子舞に取り入れられています。今は日本全国で獅子舞が行われており、富山県には約1100~1300ほど獅子舞があります。また、獅子舞を行う団体は約20ほどあります。獅子はライオンを元に作られていて、魔除けや疫病を追い払うという意味が込められています。

【獅子舞の内容】

 獅子舞の踊りの内容は全国で異なり、富山県でも東部と西部で種類が分かれています。東部では、儀式的なもの、西部ではイベント的なものが多く、西部のほうが観光向けになっているそうです。また、獅子にも違いがあり、東部では二人立ちという獅子を二人の人で踊るものが多く、西部では百足獅子という5~6人で踊るものが多いそうです。

 獅子舞には、15以上の演目があり、それぞれにストーリーがあります。例えば、天狗と獅子の戦い、天狗同士でお酒を取り合うなどです。ほかにも、子供が行う小天狗の演目や、竹や渦傘などの小道具を使うものもあります。天狗は基本男性に任されることが多く、女性は踊り子や花笠をするそうです。10月にある秋の祭りに2日間かけて神輿を使いながら地域をまわることがメインとなり、拍子木や渦傘などで盛り上げます。

【考察】

 獅子舞にこんなに深い歴史があり、意味も込められているということを知り驚きました。祭りは太鼓や笛の音がとても魅力的で音が遠くでなっているだけでも気になるものです。音が聞こえるだけで自然と人が集まり賑やかなイベントになって行くんだなと思いました。だからこそ祭りと聞くだけで興奮してみんなが行くんだと改めて気がつきました。

R.I., N.K, S.K., K.H.