令和6年度 糸魚川フィールドワーク

 令和6年8月6日(火)、1年生の希望者14名が糸魚川フィールドワークに参加しました。今年度も、フォッサママグナミュージアムのご協力のもと実施しました。
 まず、学芸員の方から、世界ジオパークについて、糸魚川の地質の多様性について、さらにヒスイの特徴についてレクチャーを受けました。その後、ミュージアムにおいて、世界のいろいろな化石や実際のヒスイを見学しました。また、日本列島の誕生についても詳しく学ぶことができました。
 次に、フォッサマグナパークへ移動し、枕状溶岩を観察しました。どちらに傾いているか判断するのが難しそうな生徒もいました。昨年は崖くずれで観察できませんでしたが、今年度は断層の近くまで降りることができ、実際に断層面に触れることもできました。
 午後から須澤海岸へ行き、7種類の岩石を探すことに挑戦しました。判断が難しそうなものは、積極的に学芸員の方に質問していました。途中、海岸沖で数頭のイルカを見ることができました。学芸員の方も、何年もこの海岸に来ているが、イルカを見るのは初めてとおっしゃっていました。
 ミュージアムに戻り、博物館に隣接の化石の森において、化石探しに挑戦しました。レア度1~5までの化石があるそうで、例年生徒たちは、レア度1あるいは2の化石を見つけるのに精一杯だが、今年度はレア度3の化石を見つけた生徒がいました。
 その後、採集した岩石や化石のスケッチを行い、1日の実習を終えました。今回のフィールドワークを通して、私たちが住む立山-黒部ジオパークにも興味を示してくれたら良いと感じました。