令和6年度 立山研修

 令和6年8月20日(火)、2年自然科学コースの生徒が立山研修に参加しました。
 午前は、美女平~弥陀ヶ原までのバスの中で、スギをはじめとする植生について説明を受けました。大観台では、実際下車して地形や植物の話を聞きました。称名滝は一部靄がかかり全貌を観察することができませんでした。
 弥陀ヶ原では、平坦地形と火山性地質について詳しく知ることができました。また、自生する植物についてもわかりやすく説明していただきました。6班に分かれて、それぞれ違う地塘の水質調査を実施しました。水質調査はpHの他に硬度や各種イオンについてパックテストを使って測定しました。
 午後からは、植物班と地質班に分かれて地質班は室堂山登山をする予定でしたが、雷が懸念されたため、全員同じ行程で実習を行いました。室堂平の山肌にある大きな石灰岩が、どのようにして運ばれてきたかについて説明を受けました。次に、玉殿の岩屋を見学しました。登山をしませんでしたが、岩屋の帰りの登りだけで大変そうな生徒もいました。その後、みくりが池付近を散策しました。地獄谷では、強烈な硫黄の臭いに参っている様子でした。硫黄の実験は、学校でも行っていますが、実験レベルではない臭いだったらしいです。
 この研修を通して学んだことを、今後の自然科学コースの活動に生かしてもらいたいです。